2010年04月22日

話題の書籍スキャン事業『BOOKSCAN』…どうなる?!

以前にエントリーした記事『【@100円】手持ちの書籍をPDF化してくれるビジネスが誕生』の「BOOKSCAN」が本格始動し、話題になっているようです。

bookscan_2010_0422.jpg
BOOK SCANトップページ


価格が、1冊あたり100円なので現在、BOOKSCANに依頼する書籍を整理中です。

さて、そんな中『デジタルマガジン』さんで以下のようなエントリーがなされていました。

本のスキャン代行サービス『BOOKSCAN』に漫画家が激怒。でもちょっと勘違いしている?

1冊たったの100円であなたの本を代わりにスキャンしますよというサービス、『BOOKSCAN』。著作権的な問題を抱えているものの、優れたサービスだと私は感じている。けれど、これに激怒している漫画家がいた。
 その漫画家とは『よしえサン』、『気分は形而上』を代表作に持つ須賀原洋行氏。須賀原氏は『BOOKSCAN』に対して「ブックスキャン?何考えてんだ!」と自身のブログで怒りを表明している。

引用:デジタルマガジン / 『本のスキャン代行サービス『BOOKSCAN』に漫画家が激怒。でもちょっと勘違いしている?

BookScanサービスは基本的に購入した書籍をBookScan社に送り、バラバラに解体してデータ化後、書籍は廃棄されるので、書籍購入が減るとか印税がどうこうというのは殆ど影響はないかと。

こちらの記事(『出版不況継続なう』)で書いたとおり、出版業界は激烈に右肩下がり(左前)。そんなところで、もはや印税でどうこうというのは著者としても出版社側としてもどうにもならない状態で…。

まぁ、出版社側は書籍をとりあえず無理クリ部数を刷って、トーハン・日販に流通委託→預けた分の現金を一旦留保(出版社側にお金が入る)→返本の応じて返金…という流れだと思うのですが、もう自転車操業の出版社がチラホラあると聞いている次第。

はて、BOOKNは次世代の出版革新を担うのか?楽しみです。
posted by H.I at 04:17| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月18日

【admobを買収したGoogle窮地に追い込まれる?】グーグル、大企業病の恐れも AdMob買収に独占禁止法抵触の恐れ

2009年11月10日、TechCrunchから『Google、7億5千万ドルで携帯広告ネットワークのAdMobを買収』といった記事が飛んだのは記憶に新しい。

Googleの公式ブログでは【Investing in a mobile future with AdMob】というプレスが出され、物議をかもしたものだ。

内容にはこうある。

iPhone and Android users browse the Internet more often than anyone else [Morgan Stanley], contributing to Google's 5x mobile search growth over the past two years
And a quarter of these same iPhone and Android users spend nearly 90 minutes per day using applications on their devices [AdMob]

端的に言えば、iphoneやAndroidといったスマートフォンユーザーがブラウザーを使ってWEBページを閲覧する回数は増え続けている。結果、この2年間の携帯からの検索クエリ数は5倍の伸長した…とあり、また、スマートフォンユーザーの4分の1は毎日90分近くアプリケーションを利用している…とのことであり、買収の動機を語っている。

Admobは携帯電話、特にiPhone(スマホ)で大きなシェアを占める広告ネットワークを提供するサービスだ。

アプリはApple社が提供するAppstoreとGoogleのスマホOSであるAndroidの各アプリは2010年には合計60億のダウンロード数が見込めると発表されている。

【参考】モバイル・アプリのダウンロード数が2010年は60億近くに -iPhoneが牽引するスマートフォンの急速な普及が主要因/出典:computerworld.jp

そんな大規模市場をGoogleが獲りにいかないハズはない。そこで、Admobの買収に至ったというわけだ。

日本各社でもアプリへの広告ネットワークサービスの提供をしはじめている企業はいくつもある。しかしながら、Admobの技術力・スキームは並ではない。フルスクラッチでアプリ広告を開発するよりも買収をした方が早いとGoogleに判断させるほどのものなのであるから。


…さて、そんななか、2010年4月7日にロイターから下記のような内容が発表された。



FTC(連邦取引委員会)は、反トラスト規制に基づくGoogle−AdMob契約の阻止に本腰を入れ始めた。検索の巨人はこの人気モバイル広告ネットワークを昨年秋$750M(7億5000万ドル)で買収した。ロイター筋から今日(米国時間4/7)入った情報によると、FTCの法務部門は同委員会に対してこの買収を差し止めるよう勧告する見込みだ。実はわれわれはあまり驚いていない。なぜならFTCがこの契約を差し止めるという噂を聞いたGoogleが、AdMobの競合各社に同社の買収を支持するよう呼びかけるという異例の行動に出たという話を聞いていたからだ。複数の消費者団体も買収差し止めを要求している。

昨日付のWall Street Journalによると、FTCは契約阻止準備のために法律チームの招集を開始した。FTCは、Googleが働きかけているのと同じ競合各社に対し、AdMob買収の規制上の問題について証言を得るべく呼びかけている。

もちろんGoogleの立場は、AdMobはこの分野で競争している数ある広告ネットワークの中の1社にすぎず、モバイル広告市場は未熟であり今誰がこの分野のリーダーであるか未だに明らかではないというものだ。そして当然Googleは、最近のAppleによるモバイル広告ネットワークQuattro Wireless買収の一件を指摘することも忘れない。

どうやらGoogleは、AdMobに対して強い野心を抱いていたようで、この買収は同社が2008年に$3.1B(31億ドル)でDoubleClickを買収して以来最大の契約だった。モバイル広告の高まりはGoogleをこの分野に引きつけ、AdMobの獲得によって検索の巨人は高価値の収益源を得ることができる。AdMobは、3年以内に$100M(1億ドル)ビジネスに達すると言う人もあり、特にAdWordsやDoubleClickに組み込まれれば、きわめて有効な収益源となる可能性を持っている。

Quotation:TechCrunch/『ロイター発:FTC法務部門がGoogleのAdMob買収差し止めを勧告

MONEYzine』によれば

 AdMobを買収してもモバイル広告のシェアは24%なので実際には独占とまではいかないが、その可能性が懸念されたことで、グーグルのモバイル広告戦略に支障が出ていることは確かだ。海外メディアによると、FTCはデスクトップ検索市場のグーグルの独占状態を、モバイルでも再現されることをどうやら危惧している模様。

 デスクトップ広告はすでにグーグルが巨大なシェアを持っているが、モバイル広告のマーケットはまだ開拓の余地がある分野。それゆえ今回のAdMob買収騒動は注目が高い。

 もちろん政府機関によるグーグルへのメスは今回に限った話ではないし、過去を振り返ってみてもIT業界と独占禁止法は切っても切れない縁のようである。IBMが過去に訴えられ、その後マイクロソフトが台頭してきた。そのマイクロソフトも90年代、独占禁止法で提訴されその後にグーグルが飛躍的に伸びてきたのは周知の事実である。

 IBMのある元社員は、「訴訟の費用や制裁金よりも、さらなる訴訟リスクをさけるため冒険できなくなり、いわゆる守りに入ることが一番のダメージ」と話しているが、IT業界に限ったことではないだろうが、独占禁止法で訴えられた会社は、著しい成長をみせていた頃に比べると、開発や成長スピードが芳しくなくなる。二の足を踏んでいるうちに、冒険心に富んだ新手のベンチャー企業の台頭をゆるしてしまうというケースは少なくない。

引用:MONEYzine/出典『グーグル、大企業病の恐れも-AdMob買収に独占禁止法抵触の恐れ

とあり、これからの方向性への不安を示唆している。新技術をどんどんと取り入れサービス化するベンチャー・・・そして元々はその基本精神をもっていたものの身動きがなかなかとれなくなってしまったGoogle。

大が小を飲み込むことは資本主義の摂理だ。親にとって目を付けた企業とのシナジーが高ければ高いほど子への期待は高まり、資本の投下は増す。

まるで、その縮図は日本の教育環境のようだ。

話がそれてしまったが、間違いなくアプリへの広告プラットフォームは伸びることは間違いないだろう。

Yahoo!リスティング広告(Overture)はのんびりしていられないぞ!w

posted by H.I at 07:55| Comment(0) | 調査・分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

【@100円】手持ちの書籍をPDF化してくれるビジネスが誕生

ガジェット通信によると

雑誌や漫画、書籍などをスキャンしてPDFファイルにしてくれるサービス『BOOKSCAN』(ブックスキャン)のウェブサイトがオープンした。会社の設立は2010年4月7日で、サービスは4月19日からスタートするらしい。
引用:ガジェット通信 / 『本をスキャンしてPDF化してくれるサービス開始! たったの100円

とのこと。

あと3日後にリリースされるサービスなわけだが・・・当該ビジネスはPDF化した後に書籍は先方の企業にて破棄されてデータのみの引き渡しとなるようだが、エニグモが以前にリリースして失敗(出版会社からのクレーム等々の理由により)した『コルシカ』というサービスがあった(【参考】:得株式会社エニグモ プレスルーム/『日本雑誌協会からの「コルシカサービスについての要請と見解」への対応について』)だけに、出版社との兼ね合いと著作権法上の問題がクリアできているのかがちょっと心配ですね。

BOOKSCAN(ブックスキャン)を、初めてご利用のお客様へ


基本的に雑誌・書籍等々の出版権・編集権というのは出版会社に帰属されるようになっていて、今回の『BOOKSCAN』(ブックスキャン)事業が「再版」という形で捉えられてしまわないことを祈るばかりです。

我が家の本棚もでっかい書棚が2つ既に満杯状態なので、こういうサービスかつ1冊あたりの電子データ(PDF)化が100円というのは魅力的なのですが、今度はデータにしたらしたで、HDDの容量が死亡しそうな予感・・・一応、RAIDで1TBのミラーリング構成のNASを置いているのですが、ミュージックファイルやらなんやらで、既に600GBくらいまでいっているので、もしこのサービスを使うとしたらNASの増設が必要になりそう。

ただ、自宅サーバ(NASですが・・・)に置いておくとはいえ、WEBからアクセスできる状態にしてしまうと、著作権法23条1項(参考:Wikipedia/『公衆送信権』)に定める公衆送信権における「送信可能化権」の侵害に該当するおそれもある。

ただ、「送信可能化権」

利用者のアクセスがあった時であり、公衆送信権の対象は、送信行為であるため、実際にアクセスがなければ公衆送信権の侵害は生じない。


ともあり、グレーゾーンですね。

ただ、このようなサービスはこの時代には必要とされるものであってしかるべしでもあるので、出版社協力のもとに成功されることを願ってやみません。
posted by H.I at 06:26| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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